五次方程式の超冪根による解法

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共役な群ってなに?

恒等置換 e 以外の元が異なっていて、振る舞いが同じ群を共役な群という。


例えば s3対称群の位数2の部分群【e ,(12) 】と【e,(23)】は 恒等置換以外は元が異なるが振る舞いは同じ。


生成する群も違う。


フロベニウス群には共役な群が自身を含めて6つあるとは、振る舞いが同じで、恒等置換以外の元が異なる部分群が存在している。


わかりやすく考えためにフロベニウス群に含まれる位数5の巡回置換(12345)
を考える


5つの変数を置き換えて(abcde)の表記を作ると、120個の巡回置換が作れる


次に(12345)と(23451)と(34512)と(45123)と(51234)は生成する元が同じなので
120を5で割ると24になる


さらに24個の巡回置換も (12345)と(15432)と(14253)と(13524)は生成する元が同じなので4で割ると


6になる。 つまり120個の巡回置換(abcde)を用意しても、生成する元が同じ
物が20個存在することになる。


フロベニウス群に含まれる位数5の巡回置換は自身を含めて共役な巡回置換が6つあることがわかれば、フロベニウス群と共役な群が6つあることがなんとなくわかる気がする。